旦那の浮気で離婚を決意!慰謝料や養育費の相場まとめ!
旦那さんの浮気を知り、離婚することにしたという方も多くいらっしゃいます。その場合、以下の様な疑問を抱くこともあるものです。
● 「浮気が原因での離婚では、どれくらいの慰謝料をもらえる?」
● 「子どもがいるので養育費のことが心配…。金額の相場はどれくらい?」
● 「離婚についてはやっぱり弁護士に相談すべき?」
そこで今回は、こうした慰謝料や養育費に関する疑問の解消につながるような情報を紹介していきます。気になった方は是非ご覧くださいね。
浮気が原因で離婚することに!旦那から受け取れる慰謝料や養育費はどれくらい?
慰謝料を請求するにあたり、その相場が気になるという方も多いかもしれません。
またそれだけではなく、子どもを育てていく上では慰謝料の金額も当然気になってきます。
実際のところ、旦那の浮気による離婚においては慰謝料や養育費の相場はどの程度になっているのでしょうか。
慰謝料の相場をチェック!
慰謝料の金額の決定にはさまざまな要素が複雑に絡みあうため、事案ごとの差が非常に大きくなる場合があります。
ただ、離婚事案にも取り組むアディーレ法律事務所いわく、慰謝料の相場は以下の様に考えることができるそうです。
裁判上の慰謝料の相場は,100万円〜300万円くらいに落ち着くことが多いようです。もっとも,事案によっては50万円程度と認定されたり,300万円以上と認定されるケースもあり,個別具体的な事情によって金額は異なっております。
こうした見解からもわかるように、慰謝料の金額には事案ごとでバラつきが生じる場合があります。
ちなみに、実際の離婚では夫婦間の話し合いによって離婚合意へと導く「協議離婚」と言われるパターンが圧倒的に多く、全体の90%にも上ると言われています。
ただ話し合いにおいても過去の裁判例から判明したおおよその相場というのは参考にされますので、先の例についてはひとつの目安として十分参考にしていただけるはずです。
養育費の相場をチェック!
子どもがいる場合の離婚では、離婚後の経済的な不安が大きくなることもあります。
そんな不安を少しでも減らすための存在として「養育費」があります。
他の方がこの養育費をどれくらいもらっているのかというのは、離婚を考えている方としてはとても気になる事柄かもしれません。
そこで今回は、アディーレ法律事務所のWEBサイト上にて紹介されていた養育費の相場に関するデータを以下で紹介いたします。
養育費をどのくらいもらっているの?
子の数が1人の場合※1
- 1万円以下…6%
- 2万円以下…18%
- 4万円以下…45%
- 6万円以下…20%
- 8万円以下…5%
- 10万円以下…3%
- 10万円超…3%
- 額不定…0%
子の数が2人の場合※1
- 1万円以下…5%
- 2万円以下…12%
- 4万円以下…34%
- 6万円以下…26%
- 8万円以下…11%
- 10万円以下…6%
- 10万円超…6%
- 額不定…0%
※司法統計年報3家事編平成22年のデータに基づきます。
※また,上記のデータは,離婚調停成立又は24条審判事件のうち母を監護者と定めた場合であり,養育費が月払される場合のデータです。
※%=小数点以下四捨五入
※1 子どもの数は,母が監護権者となった未成年の子どもの数を指します。
子どもの数が1人の場合、慰謝料の月額は4万円以下が45%と圧倒的ですが、子どもの数が2人なると、4万円以下34%・6万円以下26%というように、4万円以下と6万円以下の差はあまり大きくありません。
ですから養育費の相場という観点からは、その辺りにご注目いただくといいかもしれません。
なるべく多くの離婚慰謝料を獲得するには?
離婚慰謝料のひとつの相場が「100万円〜300万円くらい」と言われると、納得がいかない方も出てくるのではないでしょうか。
「旦那の浮気という自分が受けた苦痛を思えば、全然足りない。」
そう感じる方は、相場より高めの慰謝料を獲得するためのポイントについて知っていくことが大切です。
高めの慰謝料を請求できる事情
いくら「慰謝料を高くしてほしい」と言っても、高額な慰謝料を受け取れる事情がなければそれも難しくなります。
しかし裏を返せば、そういった事情があれば高額な慰謝料を請求することができるというわけです。その事情の一部を以下で紹介します。
婚姻期間
同じ浮気でも、婚姻期間が長い場合と短い場合とを比べれば、前者のほうが慰謝料が高くなる傾向があります。
慰謝料を請求する相手の年収
慰謝料の被請求者である人物の年収が高いことも、高額な慰謝料を請求できる事情のひとつになります。
ちなみに浮気の場合は、浮気相手にも慰謝料請求が可能となっています。
養育を必要とする子どもの数
これも慰謝料の増額要素となりえます。
長期的な浮気
浮気をしていた期間が長いほど、精神的苦痛も強くなると判断され、それが慰謝料の増額要素となる場合があります。
なお、長期的な浮気と判断されるひとつの基準は「3年以上」という期間です。
離婚事案においての弁護士の重要性
協議離婚を目指す場合、「夫婦間での話し合いだから」ということで弁護士の必要性を特に感じない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、慰謝料や養育費の算定や請求などにおいては多くの専門的知識が必要になってきます。
ですから「とにかく別れられればいいから」と離婚を焦る方も、離婚後の後悔を防ぐためには弁護士からのサポートを受けて離婚協議に臨むのが安心です。
また、弁護士であればクライアントの代理人となることが可能ですから、離婚協議にあなたの代理人として弁護士が出席することも可能です。
この他、慰謝料の増額を目的として探偵社や興信所の力が必要になることもあります。
先に弁護士に相談している場合は、弁護士から探偵を紹介されることもありますし、その逆のパターンもありえます。
ただいずれにしても費用が発生しますので、費用面のことも考えていかなければなりません。
探偵による浮気調査では調査期間によって費用が大幅に変わりますので、クライアント側が調査期間を指定し、それにより費用を節約するということも可能になります。
こうしたことも含めながら、慰謝料請求等を伴う離婚に際して専門機関をどう活用していくかを一度考えていくといいのではないでしょうか。
さて今回は、浮気が原因となり離婚を決意した場合における慰謝料や養育費の相場などについて、情報をお届けしてきました。
何か参考にしていただけるような情報をお届けできていれば幸いです。
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